FXで利益を上げるためには、様々な知識が必要ですが、「窓」についてもしっかり理解しておく必要があります。
そこで今回は、FXの「窓」について説明します。
FXで利益を出すために窓の知識は必須です。わかりやすく説明しますのでぜひ参考にしてください。
FXの窓とは?
ローソク足とローソク足の間の空間になります。
窓が起きるタイミングは、その日の取引が始まるタイミングで起きるのが一般的です。
特に金曜日のクローズから月曜日のオープンまでは、土日を挟み時間があるので大きな窓が生まれやすくなります。
窓が生まれる理由は、マーケットがクローズしている間に様々な経済ニュースや地政学ニュースがあるからです。
金曜日のクローズ時と土日を通過した月曜日の朝では大きく情勢が異なってくる事はよくありますよね?
このように、クローズとオープンの間に様々なニュースがあることが多いため窓が生まれるのです。
窓には、「上窓」「下窓」の2種類がある!
窓には、「上窓」と「下窓」の2種類があります。
それぞれの窓についてわかりやすく説明しますのでぜひ参考にしてください。
上窓
為替市場がオープンしたときに、クローズ時よりも為替が上昇していることをいいます。
最近では、選挙の結果によって上窓になることが多いです。
また、コロナウィルスの感染者数の減少によって上窓になることもあります。
下窓
上窓の逆で、為替市場がオープンしたときにクローズよりも価値が下落していることをいいます。
最近では、北朝鮮のミサイル発射やコロナウィルスの感染者数が上昇したことによって下窓になりました。
窓開け、窓埋めとは?
クローズとオープン時点の為替を比べて大きく乖離していることをいいます。
窓開けが起きる原因は、先ほど説明した通り経済ニュースなどです。
また「窓埋め」とは、窓開けから始まってもクローズ時点の為替相場に戻ることをいいます。
窓を使ったおすすめの投資手法について
この章では窓を使ったおすすめの投資手法について紹介します。
窓を使ったおすすめの投資手法は主に4つです。
- ギャンブルトレード
- 窓埋めを狙ったトレード
- 両建て
- マーチンゲール法
窓を利用したおすすめの投資手法についてわかりやすく説明しますのでぜひ参考にしてください。
ギャンブルトレード
窓を使った最もおすすめのトレード手法は、ギャンブルトレードです。
ギャンブルトレードとは、その名の通りどちらか一方向に行くかを予想してトレードするトレード手法になります。
特に窓開けが大きい場合、大きな利益を得られるので窓にはギャンブルトレードが非常におすすめです。
ただし、国内FX会社を使ってギャンブルトレードをするのは絶対にやめましょう。
もし、逆方向に為替相場が動いた場合、ロスカットライン以上の損失を被る可能性があるからです。
過去に、スイスフランショックやコロナショックなど相場が急激に短期間で動いた際に、多くの国内FX会社のトレーダーは、ロスカットライン以上の損失を被ってしまいました。
FXで負った損失は自己破産することができないので、生涯をかけて返済することになります。
つまり、国内FX業者でギャンブルトレードをしてしまうと、人生そのものを狂わせてしまう可能性があるのです。
しかし海外FXの場合は、ゼロカットシステムが採用されているFX業者ですと入金した金額以上の損失を負うことはありません。
損失を限定しつつ、大きな利益を狙える海外FXのギャンブルトレードは、窓でこそ大きな力を発揮するのです。
ただし窓のみを狙ったトレードは海外FX業者の規約違反になる可能性があるので注意してください。
窓埋めを狙ったトレード
窓は、かなり高い確率で窓埋めを行う傾向にあります。
つまり窓埋めを狙ったトレードをすれば、大きく利益が取れる可能性があるのです。
特に大きな窓開けをした場合は、比較的早く窓埋めする傾向にありますので、短期間で大きな利益を狙うことも決して夢ではありませんありません。
月曜日の朝早くに起きるのは大変かもしれませんが、ちょっとした早起きで大きな利益を狙える可能性があるので、月曜日の朝は早起きするようにしましょう。
両建て
両建ても窓を狙ったトレードにはおすすめです。
先ほどから説明している通り、窓開けが起きればうまくいけば大きな利益が来ますし、窓埋めが起きればこちらも大きな利益を狙えます。
つまり、両建てをすることによって、窓開け、窓埋めどちらの恩恵を受けることができる可能性があるのです。
両建ては、どちらか片方のポジションを外すタイミングが難しいですが、窓開けである程度の利益が取れればポジションを外しやすいでしょう。
そしてその後窓埋めが起きれば、もう片方のポジションも損失を防ぐことができる可能性があります。
両建ても、窓の時こそ大きな力を発揮するトレード手法になりますので、ぜひしっかり覚えておくようにしましょう。
マーチンゲール法
マーチンゲール法とは、負けた後のトレードの資金量を倍にして行うトレード手法です。
当然トレード資金を倍にするので大きな利益をねらえます。
なぜマーチンゲール法が有効かというと、連続して負ける確率は負けが続けば続くほど低くなるからです。
つまり、負けが続いた後は勝つ可能性が高くなるため、買ったときに大きな利益を得るために資金量を倍にする手法になります。
金曜日にトレードをしてポジションを月曜日に持ち越すことを、毎週行えば、どこかで勝つ可能性は当然ですが、あるでしょう。
その際大きなトレード資金で勝負していれば、大きな利益を得られるのでマーチンゲール法は、窓についても非常に有効なトレード手法になるのです。
窓埋めは、上窓の際に起こりやすい
窓埋めは、あくまで一般論ですが上窓の際に起こりやすいといわれています。
なぜ、上窓の際に起こりやすいかというと、利益確定したい投資家が多いからでしょう。
FXの場合はショートから入れるので、為替相場が下落(円高)しても利益を狙えますが、外貨預金の場合はそうはいきません。
円安にならなければ利益が得られないので、上窓になると利益確定したい投資家が多くなる傾向にあります。
人間は、利益を逃したくない生き物なので、本能的に益確定してしまう人が増えるのです。
そう考えると上窓の方が窓埋めが起きるという理論は案外、論理的かもしれません。
上窓の際は窓埋めが起きると予想して、ポジションを保有するのも方法でしょう。
安全にトレードしたいのであれば、ポジションは持ち越さないのが得策
週末ポジションを持ち越してしまうと、月曜日の朝に窓が開く場合があるので大きな損失を被ってしまう可能性があります。
もちろん大きな利益になる可能性もありますが、安全にトレードしたいのであれば週末ポジションは持ち越さないのが得策でしょう。
為替相場が動いていない休日といえど、大きなニュースがあるとマーケットがオープンしたときに大きく動くことになりますので注意が必要です。
まとめ
今回は、FXの窓について説明をしました。
FXの窓は、大きな利益を狙えるチャンスでもありますが、逆に大きな損失を負ってしまうこともあります。
窓を活かしたトレード手法はたくさんありますので、ご自身に合ったトレード手法を見つけていただければ幸いです。海外FXで利益を上げるために窓の知識は非常に重要です。
安全にトレードしたい方については、週末ポジションを持ち越さないのが良いでしょう。
ぜひ今回の記事を参考にしていただきFXの窓の理解を深めていただければ幸いです。
今回の記事以外にも、FX初心者から中級者の方向けにFXに関する知識を発信しています。
下記の記事ではFXで稼げる時間について解説していますので、是非こちらの記事も参考にしてみてください。